去年書こうとしてたけど、公務員試験の勉強をするからと言い訳こいて中座した話の概要をためしにさらしてみます。
一応、長編で書くとしたら最有力候補。
自信は、超ある(笑)
エンタメ要素は、過去のどの作品よりもある。
ちなみに、「ネタバレしてしまうと作品のおもしろさが目減りしてしまう種類の作品」だと思っているので、純粋に作品になってから夜みたい人は、以下の文章は読まないほうがいいかと思われます。



○タイトル
『学園クエスト(仮)』あるいは『サムライインストール(仮)』


○コンセプト
『宇宙人から文化祭を守るため、サムライ能力を駆使してリアルRPGを戦い抜く話』


○あらすじ
舞台はとある学園の文化祭。その学園の文化祭は、参加者の願いを叶えるという伝説があった。
主人公は幼馴染であるヒロインと一緒に文化祭をまわることを約束する。ヒロインはこの文化祭を最後に遠くに引っ越してしまうのだ。だが開始早々、主人公は生徒会長に呼び出される。生徒会室に赴いた主人公は、衝撃的な事実を告げられる。
生徒会長は宇宙人。今、悪い宇宙人が文化祭の「願い実現パワー」を狙っている。悪い宇宙人は生徒の中の数人にモンスターの力を授け、文化祭をめちゃくちゃにしようとたくらんでいるらしい。そこで生徒会長は主人公にも能力を与え、モンスターと悪い宇宙人を倒してもらおうとしていた。
かくして主人公は「サムライLv1」になった。特技は「きあい」。大声を出せばとりあえず強い力が出せる。能力は携帯電話を媒介に授けられていて、破壊されれば能力を失う。体から離したり、電池切れでも能力は使えない。敵も同じように携帯電話に力を宿している。RPGのように敵を倒したりイベントをこなしたりすれば経験値が入り、レベルが上がり、身体能力が上がったり更なる特技を覚えたりする。主人公以外にも生徒会長が力を与えた生徒はいるらしい。
ヒロインに惚れてる「ナイト」、マッドサイエンティストな「マジシャン」、元文学少女バーサーカー」なんかと一緒に戦ったり敵対しながら、敵モンスターである、無認可ラジオのDJ「セイレーン」、アメリカの博士号を持ってる天才工学少年「ビーストマスター」、そしてすごいいいやつ「ドラゴン」とかを苦難の末に倒していく。
かくしてラスボスであるところの悪い宇宙人が登場する。それは、主人公に力を与えた生徒会長だった。UFOに乗った会長は、主砲を学校に向けてぶっ放すという。主人公は仲間の力を借り、何とかUFOをたたっ斬り、生徒会長を倒した。勝利に沸く一同だったが、主人公は壊れかけた生徒会長の携帯電話の画面に「ウチュージンLv50」の字を見た。


文化祭のフィナーレのキャンプファイヤー。主人公はヒロインを問いただす。彼女の携帯電話にあったのは、「コイスルオトメLv99」の表示。その能力は、あらゆる物理法則を捻じ曲げてでもドラマチックに恋を演出する「恋の奇跡」。すべての騒動の発端は、去年の文化祭で文化祭の「願い実現パワー」をすべて手にいれてしまったヒロインだった。「恋の奇跡」は発動し、ヒロインはその能力に関する記憶を失い、生徒会長や生徒たちに能力と目的を与え、学園でのバトルが設定されたのだ。
主人公は、彼女の携帯を破壊する。そして告白。こんな小細工なくても、俺はお前が好きだ、みたいなみたいな。ハッピーエンド。


以上。
とりあえず、恋する乙女は最強、と。
ヒロインは一年間主人公への片思いを募らせ、レベル99にしたのですな。あたかも、スライムだけをちまちま倒して最高レベルを目指すがごとき執念……いや、純情。
あー、しかし、なんだろ。一年前は「すげーよ!」と思ったんだけど、今見てみるとさほどでも(苦笑)。
ウリとなるのは、
・サムライ異次元バトルロワイヤル(サムライVSドラゴン、サムライVSUFO等)
・RPG的成長要素
・携帯電話争奪戦。
・多彩なキャラ
・終盤のどんでん返し。
てなところでしょうか。
もともと、「サムライがいろんな敵と戦うモンが書きてえ。ドラゴンとか宇宙人とか。けどサムライもドラゴンも宇宙人もまったく別次元の存在。それを統一的な世界観にまとめるにはどうすれば……」と考えたのがはじまり。「ああ、そうだ、乙女の恋のミラクルってことにしよう!」


まあ。いつもの破綻のパターンのノリな気もしますが……。特におもしろくするためには構成力が必須になりそうな話だし。あれこれ無駄を削ぎとって、肉を継ぎ足したり必要そうぢゃ。うにゃうにゃ。
でもまあ、とりあえずこんな方向で行こうと思うのでよろしく。