恋を教えて

最近、思うこと。
恋愛ハウツーがコンセプトのゲーム、多くね?
まあ、ここでいうゲームとは、パソコンを媒体としたアドベンチャーゲーム――もっとはっきりいえばエロゲなんですが。
さして熱心にチェックしてるわけじゃないんですが(サンプルのデモムービーをダウンロードしてる程度)、それでも「きみはぐ」「こいとれ」「HoneyComing」と、ここ数ヶ月で似たような話が三本出ることになる。
どれも「恋愛同好会」とか「恋愛部」とか「恋愛教室」とかで恋のお勉強をしましょう、というコンセプト。
みんな、そんなに恋愛のやり方を求めているのか……。
いや、そりゃあ俺だってわからないし、しかしそれは相手が違えば戦略も変わるものだからマニュアル化するものでなく心構えや思いやりや応用力を鍛えるこというつまりは総合的な対人コミュニケーション能力なんじゃないか、と思うわけですが、でもそんなの昔から若者たちが求めてきたものだろうし、今この時期にことさら盛り上がる現象がよくわからない。
なんだろ。
例えば、何かヒット作が生まれて、それを模倣した作品が乱立するって構造はよくあると思うんですが(マリみて以降、百合系の話が多く出たみたいな)、何か恋愛ハウツー系の話でありましたっけ? ヒット作。
まあ、どうでもいいっちゃ、いいのだけど。
なんとなくその偶発性が気になっただけで。
そしてライターさんはどんな気持ちでシナリオを書いているのか、とか。大きなお世話でしょうが。
特に『こいとれ』は「恋愛力を鍛える」というコンセプトを提唱していて、シナリオ終了時にはプレイヤーの恋愛力を測定してくれるらしい!
例えば脳トレは一応ナントカ教授の監修のもとに作られて脳年齢を測定していたけれど。
このゲームは……一体? いや、ぶっちゃけた話、エロゲ業界って異性間交友って少ない現場だと思うんですが、何を根拠に恋愛力とやらを測定するというのかと、ふと疑問が脳裏をよぎったりするわけです……。
うむーん。
多分シャレなんだろうけど、しかしシャレにしては本気の匂いもするし。
変な意味で気になるゲームです。買いませんが。