『刀語 第二話』
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/02
- メディア: 単行本
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まあ、前回からの流れをそのまま、という感じですね。ここでそう大きな変化があるとは思えない。
まあ、ぼちぼち。
刀の特性と使い手の能力(超速居合い抜き)はかみ合っているし、その中から生まれる超必殺技も燃えるし、それを相手にしたときの倒し方も理があるし。
活劇として不満はないです。
が、それと満足したかって言うのは同義ではないので。
ゆえに、ぼちぼち。
今はまだ助走期間だと思って、あとに期待いたしましょう。うん。期待するのも、連載を読む楽しみのひとつです。
1100円と前回よりさらに値段が100円上がっていることや、作者が居合い抜きをそんなに詳しくは知らないんじゃないかと思う描写があったり、不満はあることはあるんですが、けどまあ、気にすることじゃないです。大雑把に行こうぜ!
むしろ驚いたのが、後の展開への予告が何度か見られること。三ヵ月後は薩摩編だ、とか。もっとあとに、再び斬刀を相手に戦うことになる、とか。これは伏線というレベルでなく、未来を知る神視点(作者視点?)からの明確な予告。そんな先のことまで言っちゃってるってことは、もう全体の流れは決まっているのかしら。十二巻連続刊行する作者の気持ちがいまいちわからないけれど。前巻のあとがきで、先のことはわからない、もしかしたら宇宙編が途中から始まるかも、ということを作者も語っていたけれど。
さて、どうなることやら。