キャラクター。
何かの作品でキャラクターを評価するとき、まず「キャラが立っている・いない」ということがあります。
まずそのキャラがキャラとして成立しているかどうか、なわけです。それがいいキャラかどうかはその次。


じゃあどうすればキャラが立つか、ということになりますが。
これってつまり、友達を人に紹介するときと同じことじゃないだろうか。
その場合、その人のもっとも魅力的なところから語るものだと思います。
ひと月に何万もマンガに金をかけるオタクなのに、見えない蹴りを放つ人とか。
いつも風邪を引いて、風邪を治すコツは次の風邪を引くことだとか言っちゃう人とか。
そんな人たちのように、わかりやすく、一行で紹介できる人はいいですが、雰囲気や口調など、実際に会ってみればおもしろいのだけれど口頭では説明しづらい人もいます。


作品として短い時間でそのキャラの魅力を伝えるには、前者のほうが適していますかね。
一言でそのキャラの魅力が紹介できるくらいが、キャラクター採用の最低基準。
ヤンキー語をしゃべる超絶美少女中学生とか。
頭にチューリップ生やしたインチキサムライとか。
もちろん、中身が伴っている(口頭では説明しづらい魅力がある)ことも必要ですが。