就職試験

あれこれ受けてるわけですが、図らずもどれも生き残っている……。


ところで、とある事務系の就職先(特定できるといろいろ面倒なことになりそうなのであえて曖昧に書いてます)で集団討論を受けるんです。
集団討論ってのは、受験者どうし7,8人くらいでグループ作って、そのなかであるテーマにおいて話し合い、結論を出すというものです。その話し合う様子を試験管が観察することで、グループの中での役割分担や議論の能力、コミュニケーション力なんかを見るのですね。相手を言いくるめるディベートとは違い、協力し合っていくのがポイントです。


で、今回、その実施に先立ってそのテーマが発表されました。
それが、
「コンビニの24時間営業の規制」
というもの。


エコだCO2削減だと騒いでいる昨今ですが、六月ぐらいに「コンビニの24時間営業ってのはやめたほうがいいんじゃね?」という提言が政府からなされたようです。深夜営業は環境に悪い、ということですな。
しかしこれにコンビニ業界は反発。まあ、商売がしにくくなるわけですから、当然の反応ですな。


で、この問題に関して、おまいら話し合え、というのが今回のテーマらしいです。
一応の流れとしては、個々が賛成か反対かを表明して、その立場からのメリット・デメリットを挙げて、デメリットをなくすためにはどうすればいいかを提示し、そして他の人たちと話し合ってグループの結論を出す、という感じになるようです。
さて。
どうしよう。


で、ちょっと調べてみたことをまとめてみます。
○深夜営業することのメリット
・便利。
・防犯になる。(夜道で何かあったとき助けを求めて駆け込める)
・災害時の補給基地になる。
・雇用が確保される。


○深夜営業をやめることのメリット
・CO2削減される。
・防犯になる。(深夜のコンビニを狙った強盗防止。若者がたむろするの防止。駐車場がなかったりしたら違法駐車とか防止)


○疑問点。曖昧な点。
・そもそも深夜ってそんなに客がいる? 儲かってるの?
(コンビニ業界は売上が2割減少すると言っているらしい。でも実感としては、深夜のコンビニって人がいないイメージなのだけど。人件費も深夜割増で高かろうし)
・実はCO2削減はあまり効果がない?
(結局、冷蔵庫は稼動しつづけるし、空調や照明を切っても節約される量は微々たるものだとか)
・それどころか、今まで深夜にやっていた納品が昼にやることになるから、交通量増加で逆にCO2排出が増える?
(これはなんかこじつけ臭いけど……配送だけ深夜にやればいいだけの話な気もする)
・実は深夜営業維持で喜ぶのは現場の売上からロイヤリティをピンはねしているコンビニ経営本部だけで、現場のほうは客がこない深夜は営業をやめたがっている?
(経費や人件費を払うのは現場なので、本部は絶対に損はしない仕組みっぽい。これなら、深夜のコンビニがあんなに閑散としているのにコンビニ業界が深夜営業を続けたがっている理屈もわかる)


こんな感じか。
ただ、全部ネット情報なので、どこまで信用していいものか……実際にコンビニで深夜バイトとかしてた人の意見とか聞きたいところ(一応知り合いに二人、そういう人間がいたけど。そのうち連絡してみようか)。
個人的には深夜にコンビニなんて利用しないのでなくしちゃっても困らないのですが、しかし「なきゃ困る!」という人も多分いるんだろうし、深夜コンビニで働くことで食いつないでいる人もいるってことも考えると、なくすのもどうかな、と思ったり。結局どっちつかずかよ。


まあ、どちらにも防犯がメリットとしてあるのが、ポイントですかね。
なんとなく議論の落としどころは、「深夜営業でも儲けがある店舗は続けてもいいけど、そうでない赤字店舗は深夜営業をやめる」とかかなぁ。その場合、線引きが難しいだろうけど。でも「コンビニは24時間が当然」という認識は変えても差し支えないとは思う。ローソンが以前、店舗の一部の24時間営業を辞めることを検討したらしいですが、そのときは「24時間営業という便利なイメージを損なう」ということでやめた様子。そこは、いっせーのせでやめてしまえばいいんじゃないか、と。


ところで、ここに箇条書きしたこと以外になんかメリット・デメリット、その他ご意見もろもろあったら教えてください。受かったらなんかおごります。