公務員試験、二次

というわけで、行ってきました。
集団討論と個人面接の二部構成だったわけですが、なんと言ったものか。


とりあえず、集団討論です。
複数人でひとつの議題について議論をし、何かしらの結論を出すというものですね。ディベートとは違って、相手をやりこめるわけでなく、協力して答えを出すというのがポイントですね。コミュニケーション能力や協調性が見られるようです。
で、この試験では「司会は特に決めなくてもいい。ただし、討論の中で司会がいたほうがいいという結論になったのなら決めてもいい」というひねくれた設定でした。
俺が読んだ面接対策本の集団討論の項には、「まず段取りを決めること。制限時間のうちどれくらいまで討論しどこからまとめに入るかを決めておく。あとは司会を決める。誰もこの話を始めなかったら、あなたからしましょう」とありまして。つまり、司会はほとんど必須の立場なんでしょうね。
そんなわけで、開始直後に、提案しました。始めてください、と言われてからみんな顔を見合わせるだけだったので、俺が「やっぱりこれ、司会必要だと思うんですけど、それを最初に決めませんか?」
「そうですね」と、みんな大きくうなずいて答えてくれました。やはり考えることは同じか。
ただ、誰も名乗り出ない。集団討論の経験者を募ってみたけれど、いない様子。
しょうがないので、俺がやることにしました。みんな顔を見合わせるだけで話が進みようがなかったので。
ただ、
俺「じゃあ私がやりますけど、いいですか?」
皆「はい、お願いします」
俺「じゃあ、まずは……ええっと……どうしましょう?」


司会って何をすりゃええねん……。
開始前、司会は必要だし、最悪自分がやることも覚悟しないとな、とまでは思っていたんですが。そっから先のことまでは考えてなくて。もう頭はすでに真っ白だったので、うなるだけで数秒経過。ようやく、とりあえず自分の考えを言ってそこから発言を引き出すことを思いつきました。
しかし、発言を引き出すと言っても、これって難しいんですよね。単に「どう思います?」と話を振っても、相手が困るだけ。またいやな沈黙が流れます。「○○に対してどう思います?」と方向性を定めてやらなければならない。
本当は自発的に意見が出るのがいいんだろうけれど、みんな緊張していたようで難しかったです。何より、いちばんパニくっていたのは俺なので、そんな気づかい無理っす。
そんな感じで、ぐだぐだでした。
中盤では慣れてきた人が、実質的な司会みたいになっててひどく肩身が狭かったです。
あれは結局どう評価されたんだろうなぁ。自ら司会に名乗り出た積極性を評価されるのか、それとも統率力もないくせにでしゃばってきたと評価されるか。


かわりに、個人面接のほうはつつがなくできました。
まさか京都の市長の名前を聞かれるとは思いませんでした。何とか答えられましたけど。紋付袴姿で市議会に出たり祇園祭とか大イベントのたびに姿を見せたりしてますから、俺でも覚えてました。よかった、出たがりの市長で。


受験者のひとりがやけに自信満々に「今年の合格者枠は7人らしい」と言ってましたが、果たして信じられるのか。7人という具体的な数字の根拠は不明ですが。でも去年は6人、おととしは9人と合格しているから、今年もそれくらいはとると予想はできますが。30人くらい退職するみたいですし。
受験者は十数人。倍率にすれば二倍ってところでしょうか。
あのグダグだの司会っぷりが気になりますが……どうなることやら。


ところで、こういうブログの記事が人事の人に見つかって落とされるみたいなこと、ありそうですよね。