『サマータイムマシン・ブルース』
- 出版社/メーカー: ショウゲート
- 発売日: 2006/02/24
- メディア: VHS
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ツタヤのタダ券の期限が切れそうだったので借りてきた話。なんかのビデオを見たときにあった予告編で、ちょっと気になってたのを思い出したのでチョイス。
クソ暑い夏休み、SF研のクーラーのリモコンが壊れた。やばい! 暑い! みんなのフラストレーションが爆発しかけたとき、突如現れたタイムマシン! これで昨日からリモコンとってくりゃいいんじゃね? おお、頭いいなお前!
――てな軽いノリで昨日に行ってきたのだけど、途中でタイムパラドックスの存在に気づいてさあ大変。このまま昨日からリモコン取ってきたら俺たちみんな消えちゃうよ!
いやぁ、おもしろかった。
タイムマシンという超常的な装置を使ってクーラーをどうにかするっていう「すげえ手段でちっちゃい目的」な筋も好きだし。
淡い恋もあるし。
この大学生特有のバカなノリもいいし。
小ネタも効いていた。(「俺らSF研なのにSFが何の略かわかんねーしw」と仲間どうしで笑ってるのを「え? わからないの?」と冷静に突っ込む写真部とか。うーん、ありそう)。
見終わって、さわやかな気分になりました。夏の日の輝かしい思い出みたいな話。
でもその実は骨太なタイムトラベルもののSF。入り組んだ時系列が、実はちゃんと整理されてる。途中で「あれ? おかしくね?」と思ったけど、そこも含めての解決が用意されてたときは、ぶっちゃけのけぞりました。「そんなのありえない」と冷静に突っ込むことだってできる。けど思考レベルを夏の日の大学生と同じくらいのレベルにすれば、ぜんぜん気にならないね!
うーん。当たりだった。