創作中の独り言

何がおもしろいかを意識して書けば、おもしろくなる。(主観だけど)
キャラとか。寝言で落語を一席やりながら同時に古流居合を抜いて主人公を殺そうとしてくるクール系の女の子とか、やたらに偉ぶっていて名前も大神で実際過去にその土地を治めていた神様だったのだけどその実体は震えすぎるチワワ(けっこうヘタレ)とか、保健所の職員で野良犬駆除に命を懸けているんだけど「野犬は薬殺ゥゥゥ!」」とか叫びながら硫酸弾(一応、薬剤だ)や炸裂弾(爆薬とも言う。爆薬で殺すことは爆殺ではなくて薬殺という解釈)をグレネードランチャーで発射するようなおっさんとかは、キャラとしておもしろいんじゃないか、と思う。
本当に、物語に関係しないキャラは変態にしやすい。
しかし肝心な物語のほうは……うぅむ。
心理の破綻が見うけられますね。
長所は伸ばしたが欠点はそのまま、という印象。
一応、苦慮してはいるけど……どうだろうなぁ。


しかしキャラにしても。
俺はおかしいキャラ(ふたつの意味で)は書けても、かわいいキャラは書けないのではないか、という疑問も生じる。
例えば0点の答案を飼い犬にさりげなく食べさせてみようとする女の子とかかわいいと思うんですが……まあ、ひどいっちゃひどいんですけど……。だけど飼い犬に答案をくわえられて、逃げられて、慌てて追いかける、と。
完璧超人な生徒会長だけどマジックアイテムのメガネを外すと、泣き虫いじっぱりダメねーちゃんになる、というのもかわいいと思う。妹を叱っていたら感情が高ぶって涙が出てきて、必死にごまかしたりするの。


ああ。あと。
キャラじゃないけど。作品を書くときの意識として。
この話の見所は犬になった主人公の役得と屈辱だ! と思っていたんだけど。
役得も屈辱も、ただの言葉。論じるときはともかく、書くときには何の役にも立たない。
つまり、大切なことは、
主人公を「うらやましい」と思わせたり、「かわいそう……」と思わせたりすることなのだ、と。
多分前に誰かにそういうことを言われた覚えがあるんだけど、こういうのは、自分で気づかないとダメですね。本当には実感できない。
――ということに気づいたのですが、忘れるといけないのでとりあえずメモ。


そんなこんな。
今、大体半分くらい書けました。