危機感

下のコメント欄でカシラに突っ込まれたことに対する返答。


まあ、最初に。
実はゲームのプレイ時間はかなり削れてたわけですよ。だって前は十時間以上平気で連日やっていたんだから。
何度でもできるから、ワンプレイも乱雑になって、結果、浅い階層で無意味にイージーミスでやられていたんだけど。
で、さすがにそんなのもどうかと思って、一日一回だけ潜ると決めたのが先日。それを守っているだけで最低でもプレイ時間は半分になったわけです。
「全部やめたらもっと時間を使える」と口でいうことは簡単ですが……いきなりやめられるかよ、というのが本音。こらえ性のない僕の最大の妥協点が、一日ワンプレイというところだったわけです。


でも、たしかに客観的に考えて、四時間というのは享楽としてはいささか長い。
ていうか、今回突っ込まれて、冷や水をぶっかけられた気持ちなのです。いくら言い訳を重ねても、この衝撃は本物なので、それは素直に受け止めておいたほうがいい。
そして、これは考えるチャンスなわけです。
てなわけで、いろいろ考えました。
一応、京都にいるのは三年という期限があること。つまり、残り18ヶ月。ふた月で一作書けるとして、9作。。しかし電撃に限るのであれば、実は次の公募が京都滞在中のラストチャンス。6ヶ月。つまり3作。
言うなれば、たった3回の潜行でダンジョンの最下層に到達するようなものです。
いや、普通に考えたら、無理っすよそりゃ……。
しかし、僕にはダンジョンに潜りまくって得た教訓があります。
ダンジョンでの敗因は、大体はプレイヤーのほうにある。
当たると思って出した攻撃が外れて、敵にやられたり。
睡眠ガスの罠にはまって倒されたり。
そういうことが、長い旅路では往々にしてあるのです。
対策は簡単です。
当たらなければまずい状況なら、はずれるかもしれない攻撃をするのでなくて、アイテムを消費してもいいから確実な方法を選べばいいし。
罠だって、究極的に言えば一歩一歩確認しながら歩けば、はまることはない。
だけど、「まあ、当たるだろう」とかいう甘い見通しや、「いちいち確認するのは面倒くさい」という怠け心がある(ホントに面倒くさいし)。
普通、攻撃は10回に8、9回は当たるし、罠も致命的になることはあまりない。
だけど、それを怠ったばかりに、自分の命を失うことだってあるのです。
あえて言いましょう。
ダンジョンは人生の縮図!
そういうゲームに関する経験や教訓も、ちょっと組替えれば、創作の精神論へと応用できます。
徹底的に思考することとか、安易な妥協を許さずにこだわりつづけることとか。
とにかくシビアに。
常に緊張感を持って。
そうして取り組んでいけば、3回のトライで制覇することも――まあ、可能性は上がります。どうしたって回避できない状況も多々あるけれど……ま、それは考えてもしかたないしなぁ。


これまでの投稿を考える限り、敗因はすべて創作段階で取り除けることばかりだったはずなのです。直接その原因がわからないのがゲームと創作の違いですが、まあ、少なくとも思い当たるふしはある。
たまたま深いほうにいけたとしても、そこから先に行くことはできない。1000回やれば一回くらいなんとかなるかもしれないけれど、3回でどうにかするのは期待できない。
なので。
一歩ごとに罠を確認するくらい、慎重な心構えで行くのですよ。


具体的には、創作時間と精度の確保のため、ダラダラしないってことなんですが。
行動する前に目的を確認するとか。例えばテレビをつけるなら、ニュースを見るとか、決めておく。で、目的が達成できたら、そのままつけっぱなしにしておかない。消す。
作業に疲れてごろんと横になるのだって、そうです。そのまま寝てしまうかもしれないことを予見して、「寝てもいい状況なのか」を考えて横になる。ダメなら寝転ばない。
今まで、無意識にテレビをつけっぱなしにしたり、寝転んだりしてたのです。
それを意識できるようにするだけで、かなり違うかと。
まあ。
かなり言い訳臭いのは認めますがねー。
でも仮に言い訳だとしても、僕は有言したら実行するが旨ですから。口に出した以上はやりますよ。寄りかかっていた座椅子をしまって、今も正座してるしね。
これがただの言い訳か、本物か、結果が出るのはこれからだけれども……そして、創作時間の量と質を高めたからって、いい話ができるとは限らないのだけれど……。


まあ、あれですか。
ひとまず突っ込みには感謝。
何も言われてなかったら、やっぱり今もダラダラとゲームをしていたわけで。そう思うとちょっとぞっとする。