ジャンプ

いやなるほど、ジャンプはおもしろい。


まずネウロ
前々から一部にカルトな人気があった作品だけど、ぶっちゃけよくわからなかった。けど、今回の電人編になってから、納得。なるほどおもしろいじゃないか。
最近、魔人という絶対的強者だったネウロの力に陰りが見えてきたのがその要因かなぁ。無敵から準無敵に。それが物語に緊張感をもたらしたのかもしれない。
特に、今回の敵は圧倒的な演算能力で我々が不可能だと思っていたネウロ殺しを実現するかもしれない、という可能性を見せてくれている。
これは、燃える。
けっこう注目してます。


次。オーバータイム。
死んでしまった超高校生投手の幽霊が、やる気のない少年に取り憑いて甲子園を目指すというあらすじの、最近連載が始まった話ですが。
現状、いろんな意味で大注目の『斬』の影に隠れてあまり注目されてないようですが。
なんか、大バケしそうな気がします。
例えばこの話の第一回。
これで俺は、「視点保持者が頻繁に入れ替わると、読者は混乱する」ということを実感しました。いや、モノ書きである我々の中でそれは常識でありセオリーだったわけなのですが……実は今まで、なんとなくそういうものだと思っていただけで、本当に実感はしてなかったんですね。
けどこの話の初回を読んで、なるほど、と。こりゃわかりにくい。超高校生投手の野望とやる気のない彼の張り合いのない日々、両方とも見せていきたいのはわかる。その二人が(一方は幽霊、一方は依代として)出会うという初回最終シーンへとつなげるためなのだから。
やりたいことはわかるけど、これじゃわかりにくいよなぁ、と。
ん。あんまり肯定してないな。
でも、なんかシーンの端々に、もう少しで昇華しそうなエネルギーのようなものを感じる。わかんないけど。
あと、とりあえず女の子はかわいいです。