最近読んだ本

しばらく更新してなかったから、まとめて載せてみるよ。
順不同。思い出した順。


マチュア時代の杉井さん風の作風を感じた気持ち。

うおおおぉぉぉぉ!
一歩間違えればギャグになる圧倒的な敵を、一歩も間違えず踏み抜いてる。
口頭で嫁に説明したら爆笑された……。


シアター! (メディアワークス文庫)

シアター! (メディアワークス文庫)

塩の街以来ですな、読んだの。
赤字経営の劇団を黒字にするって、地味ながらわかりやすい条件設定。いや、普通におもしろかったっす。
随所に恋愛模様が見えるのは、有川浩の作風ですかね。まあ、塩の街しか読んでないからその評判は伝聞ですが。


四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

すごい。
構成がなんかもう素敵。
舞台は京都だし、ちょっとまとめてこの人の作品を読んでみたいかもしれない。

全死大戦(2)  少女覚醒 (角川文庫)

全死大戦(2) 少女覚醒 (角川文庫)

どこかで見たことあると思ったら、新現実か。
うーん、懐かしい。
驚いたのは、昔は理解できなかった記憶があるサブテキストという概念が、今ではおぼろげながらわかる気がすること。うーむ。読解力が上がったのか、わかったつもりになっているだけか。


富士見の人気作家が読者の読みたい話を書く、という企画の作品を集めた本。
「女だけの世界に男勇者がひとりだけ」とか、そういう話が出てくるってことは、やっぱり一定の需要があるんだなー。俺があまり好まないだけで、おもしろい人はたしかにいるのか。
そんなわけで、ぶっちゃけ、どこかで聞いたことある設定ばかりなわけですよ。
まあ、その「どこかで聞いたことのある設定」の元ネタの話を読んでおもしろかった記憶があるから、こういうところにオーダーしてくるんでしょうけど。
どこかで聞いたことのある設定を使って、誰も見たことのない話を書くわけだから、大変です。実際、同じ企画はこれっきりなかったみたい……。
そのなかで普通におもしろい話を書いてくる神坂一って、普通にすごい人だったんですね。ごめんなさい。おみそれしました。スレイヤーズ、すぺしゃるしか読んでません。土下座します。
いや、ここまできつい縛りの中で書いた話なのに、普通に続編とか読みたいもの。


SuperLite2000恋愛アドベンチャー Ever17 ~the out of infinity~ Premium Edition

SuperLite2000恋愛アドベンチャー Ever17 ~the out of infinity~ Premium Edition

すごい、と評判のゲーム。
現在ヒロインひとりのルートだけクリアしたところですが。
うーむ、なんじゃこりゃ。
関係ないですけど、人に言われた俺の話の感想がふと脳裏によぎります。
例えば、
「会話がきもい」
「キャラが作者に動かされている」
「(事件を通してヒロインが素直になるが)あまりに変わりすぎて同名のキャラが二人いるかのよう」
「なにがやりたいのかよくわからない」
まあ、関係ないですけど。


ラストの盛り上がりはよかったですね。ヒロインごとのテーマははっきりしてますし。土台が固められてれば普通におもしろかったかも。
全員のヒロインルートを終わらせてからこそ真価が見える、とのことなのでちょっとがんばってみますか。