吸収

電車通勤だと小説読みがはかどることを発見。
また、ツタヤでもあれこれ借りたり。
というわけで試験以降（ここ二週間）で読んだり見たりしたもの。

『可燃』１５号
うちの大学の文芸部が文化祭に出した冊子。
初めて小説を書いたような素人と、その中で数年書いてる素人の作品がいっぱい載ってる。
描写と説明の違いとか考えた。
説明オンリーの作品を見たあとに、曲がりなりにも描写しようとしている作品を読むと、途端に小説っぽく見えるから不思議なものだ。

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

「美姫を守って単機敵中翔破」と、ワンフレーズでアツさが伝えられるのってすごいよなぁ。

ツァラトゥストラへの階段 (電撃文庫)

前半はよかったのだけど後半がちょっと物足りないなぁ。マネーゲームに特化してしまって人間の関わりが消えたからか。この作者にはもっとドロドロした心理船を期待したい。陰謀、共謀、疑心暗鬼、裏切りに次ぐ裏切り！

ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)

さすが上遠野浩平は安心して読めるなぁ。
そしてどうでもいいけど124ページの凪は幼すぎる……

SHINOBI [DVD]

これって甲賀忍法帖をベースにしてる意味あるのだろうか……。

劇場版「空の境界」 俯瞰風景 【通常版】 [DVD]

原作既読前提な作り。まあ、概念戦闘って映像だけじゃわかりづらいのかも。原作を読んだのがはるか昔なので、なぜ式が幽霊（？）をナイフで切れるかが謎。
それにしても赤色の鮮やかさときたら、圧巻。服に染み込んで固まり始めた血液の色を美しいと感じてしまえる。

サスペリア2 完全版 [DVD]

ホラー、というかミステリ？　相方の薦めで見てみる。ホラーって一歩間違うと笑えるのだけど、うん、間違えてる間違えてる。犯人がカーテンから出現する瞬間の効果音が「ジャーン！」て。
しかしそんなチープな映画でも本気でおびえてるうちの相方が一番萌える。あんたもう何度も見てるんでしょこれ……。

300〈スリーハンドレッド〉 [DVD]

とりあえず、狭い崖っぷちに駆り出された象さんが不憫でならない。

ああ。
毎日こんなに物語に浸れるなんて、日本に生まれてよかった。