面接資料作成

公務員試験 現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本〈2008年度版〉

公務員試験 現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本〈2008年度版〉


というわけで、月曜日に地元に戻って身上書を書いてきました。
いったん書き始めてしまったら、すらすらと自分を脚色する文章が出てくる。いやいや、曲がりなりにも八年近く嘘八百フィクションを書きつづけてきましたが、その甲斐もあったってもんですな。


結局、面接ってのは究極的には「自分がどういう人間かを知ってもらうこと」だそうな。
ただし限られた時間で、見せたい自分を見せるためには、やり方がある。それをどう見せるか、というところですね。
これって小説にも共通することだと思うのですよ。自分の頭の中には、漠然と伝えたい物語の原型がある。それを作品として表に出すには、相応の技術が必要なのです。その技術のことを、演出力という。
というわけで、自分自身を演出しなければならぬわけであります。


ところで、身上書を書くためにいちいち市役所まで赴かなければいけなかったのですが、どうやらあわせて簡単に口頭で質疑応答をやるという目的もあったようです。身上書にあわせて、その補足をする、とのことで。
まあ、基本は係の人とにこやかにやりとりしていったのですが。
うちの出身大学に関して。
係「社会学部ということで、福祉関係に進んだ人も多かったと思うんですけど、あなたはそういった資格は取らなかったんですか?」
俺「あー、そうっすねぇ。福祉が目的で入ったわけではないですし、なんというか、興味がないというか……」
本音出ちゃったよ!


いやまあ、自己演出のやり方次第では、福祉の心を沸き起こすことも可能なんですが(興味はないがゼロでもない)、とっさのことで準備ができてませんでした。たしかにうちの学校は福祉の学校として有名らしいけれど、係の人はそこまで把握してたんだろうか。こんな三流大学の傾向まで。むぅ。ほかにもうちの学校の出身者が受けたりしてたのかしら。


さて。二週間後の面接は重役面接というか、長が面接になるそうです。
ぶっちゃけ長の顔も知らないので特別緊張が増すってことはないですが(知らないのはどうかとも思うけど)、どうなることやらですよ。