さらばサムライ

四ヶ月ぶりに読んでみた。
あー。
なんだろう。
なんというか、赤ぬけていない。表現とかエピソードとか、もっとスマートな書き方があるだろうに。どうにも野暮ったい。すごい場所ならそれがすごいことだという書き方をしなければ、すごさは伝わらないのに、それが中途半端。だから見せ場もぱっとしない。
そもそも伝えるべき物事が伝えきれていないのだ。


絶対、ちゃんと書けばおもしろいんだけどなぁ。
十年同じ道を進んできた幼馴染と、別の道を進むことを話すシーンなんて。どう料理してもおもしろくなるはずなのに、なんでこんなにぱっとしないのだか。なんだろう、この空振りっぷり。
はぁ。

あと、説明が説明すぎている。完全に流れをぶった切っている。
台詞も、言いすぎている。みんな異常なほど饒舌。そんな心の中を説明しまくらなくていいよ!


と。
でも、コンセプトはおもしろいと思うんだけどね。
日常と非日常。その狭間で揺れ動く、というところ。ただエピソードがかみ合ってなかっただけで。


と思っていたら、なんか二次残っているし……。