京都人は裏表がある、ということですが。
なるほどね、と最近感じつつあります。
陰口怖ッ
  
「人間関係の横のつながりを強化するためには、ときには愚痴や陰口も効果的」という意見をどこかで見ましたが、それにしても度がすぎます。
数人で話していて。そのうちの一人と別れた五秒に、残りの人が「あいつムカつくよなー」とか普通に話している状況に、ちょっとした驚きを感じました。つーかビビりました。
女性のほうが陰口とか陰湿だ、という話をよく聞きますが、むしろ男のほうがひどいですね。単に男と接している頻度が多かったりするだけか、あるいは女性はばれないように陰口をするのか、その辺はわかりませんが。
うちの職場で、現在経験したことからまとめるに、女性は能力を理由に叩き、男性は体格や容姿、あとは印象などで叩く、という傾向にある気がしました。
  
まあ、能力が理由ならわかりますよ。「あの子はちっとも動かんわ」とか「注意しても聞いとらんわ」とか。俺も思うし。まあ、少なくとも相手が悪いので正統性は感じる。
でも男が言う「指示を出す偉そうな態度がムカつく」とか「あの顔でよくサービス業できるな」とかは、ちょっとどうなんだろうなぁ、と。個人的で感情的。思ったことをそのまま口にしている感じ。
  
精神年齢も関係するのかな、と思ったりしました。
なんだかんだでみんな若い。高校生からティーンエイジが中心なので。だから、その辺の分別も甘いのかなぁ、と思ったりしました。
で、これは偏見かもしれませんが、みんな今風で軽い感じなんですよね。髪を染めて(ちなみに店は一応染髪禁止。料亭なんで)常にテンション高くてノリがいい、と。悪く言っちゃえばあんまり深く物事を考えてなさそうな(言っちゃった)。二言目には「だるい」「うざい」「しんどい」。
女性陣はそんなことないんですけどね。たしかにギャルな娘さんもそこそこいますが、大人のお姉さま方もたくさんいる(あんま本読みそうな人はいなさそうなのが残念ですが……)。テンションが高い人も多いですが、単に軽いというじゃなくて、ちゃんと考えていることもわかる。むしろ仕事を円滑に乗りきるために高いテンションを維持している感じ。そういう人が多いから、逆にスッキリしてるのかなぁ。陰口というか、はっきり言うし。「何をボヤボヤしとんねん、流すぞ!」すいません。
  
まあ、なんにせよ。
ちょっと人間不信ぎみ……。
俺も裏ではなんか言われてるんだろうなぁ、と思うと、そばを離れたくなくなるから不思議です。
  
そして陰口を糾弾するこれも陰口になっているという矛盾構造。最初に、バイト先の人にも見せられるブログ、というのを目指したはずなのに。おかしいなぁ。
別に今風の人が嫌い、というわけではありませんよ?
中にはいい人もいる――正確には、いい人だなと感じる瞬間もありますし。ノリがいいだけに、ツボにハマれば困難をものともしない勢いを生み出しますし。仲間意識というか、共感能力も高いので、困っていたら助けてくれますし。なにより余計な気兼ねをしなくていいので話しやすい。
  
みんなもっと本は読んだほうがいいと思いますけどね。
まあ本ばかり読んでいる人も、彼らのようなノリのよさを見習ってほしい、とも思うけれど、それはまた別の話……。